【ほんだれ様作り】
1月9日
小正月の伝統行事の「ほんだれ様(五穀の豊作と繭の豊産を祈願して楢の若木に稲穂や粟、繭の飾りを付け家の前に飾り、
新年を寿ぎ農業の神様に豊作を祈願する行事)」は、昔は多くの家でやられていた様だが今はやらなくなってしまった。 住んでいる区には20年ほど前に「ほんだれ様」を自宅に復活させた丸山さんがおられる。
丸山さんは町の博物館でも 指導され地域の新聞に自宅や博物館での「ほんだれ様」のことが度々載っている。
H26に有志で丸山さんの指導を受け、区の公民館に「ほんだれ様」を設置し、毎年継続して来て一昨年区の公民館行事としたが今年は新型コロナウイル感染拡大で中止となった。
私が所属する<農村環境景観保全の会>で定着して来た行事を中断させるのは惜しい!3密を避ける配慮 して有志を募って実施しようと呼びかけたら15名が参加して実施できた次第。
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土台を作る檜を区有林から間伐して作ったがもっと大きく丈夫にすべしと再度調達に担当チームは行ってしまった。
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調達して来た檜の間伐材で土台を強化。
土台に区有林から切って来た榊を差して立てた。
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川沿いから取って来たクルミの木の枝で稗穂と粟穂を作る(左)。
スス竹を割って串(籤)を作り餅を刺し通して稲穂を表す串にする。
スス竹を割って 串を作るのは技術が要り丸山さんにお任せ(右)。
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クルミの枝にクラフトテープを螺旋状に巻いて松の木(根、葉)などを燃して油煙を当てて螺旋模様を付けた鳥追い棒を作る。
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出来上がった「鳥追い棒」、「稗穂」、「粟穂」
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土台に差し込んだミズフサの枝を折って「稗穂」、「粟穂」を差し込んでぶら下げる。[抜けない様にボンドで接着]
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公民館の中では切り餅を細工(薄く切って電子レンジで柔らかく)してスス竹の串(籤)に差して取り付ける。
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米粉を茹でてよく捏ねて、食紅(赤、青、緑、黄の4色)着色と無着色の白で5色の繭玉を作る。
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出来上がった繭玉を榊の枝を折って差し込んでぶる下げる。 鳥追い棒は土台の上に置く。
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「ほんだれ様」完成!
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「ほんだれ様」完成で参加者記念撮影
(丸山さんは先に帰られて不在、撮影の私も写っていません)
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前々日迄に総数8名の参加連絡有ったので安心していたが、天気予報は大寒波襲来中で前日は曇り/小雪舞って強風も |